電界強度
受信地点における電波の強さを電界強度(単位は[µV/m])で表す。通常、アンテナの実効長1m当たりの誘導電圧のE[µV/m]を基準の電界強度1[µV/m]の比を次式のようにデシベルで表したものをいう。
20 log(E[µV/m]/1[µV/m]=20
logE[dB]
電気学会規格調査会標準規格
JEC;Standards of The Japanese Electrotechnical
Commitee
電球型蛍光灯
従来の白熱灯用ソケットにそのままねじ込んで使え
るように蛍光灯の安定器部を電子化して蛍光管と一体化したものである。小形インバータと高効率の発光管との組合せにより、軽量、コンパクト化されている。
電子海図情報表示装置 ( ECDIS;Electronic Chart Display and Information
System: )
図:ECDISの表示画面、ECDISの構成
航海援助装置の一つで、承認されたバックアップ装置を備えることにより、SOLAS条約で規定された、船舶に備えるべき紙海図に代わり得るものとされている。ECDISに使用する海図情報のデータベースは、各国水路部が発行する公的な航海用電子地図(ENC)を基にし、又航路計画立案時や航路監視時に航海者支援用の航海用センサから位置情報を得、それを基に航海用電子海図システム(SENC)から選択された情報を共に表示する装置である。
電子海図装置 ( ECS;Electronic Chart System )
現在の船位と、ECSデータベースからの関連する海図データを、表示器上に電子的に表示する航海援助装置の一つである。
電子海図装置データベース ( ECS-Database;Electronic Chart System
Database )
ECSで使用されるために、構成、品質、及び更新についてISOで標準化されたデータベースである。これは、IMOがECDISに要求するもののすべてには適合しないものである。
電子ホーン
発信音を電子回路により増幅し、スピーカから強力音を発生する警報音発生器で、従来から船内の信号や警報発生器として使われてきたベルやブザーなどに代わって、機関室など騒音の大きい場所で使用される。
伝送コード ( transmission code )
伝送回線を介して情報を送るために用いられるコード。
伝送方式
データ伝送方式には、ビット情報ごとに伝送線を割り当て一度に大量のデータを送ることができる並列伝送方式(パラレル伝送)とビット情報を1本の伝送線上に1ビットづつ順番に伝送する直列伝送方式(シリアル伝送)とがある。データ伝送では主に直列伝送方式が用いられている。
伝送速度
データ伝送の速度さ表す単位としては、次のものがある。
bps :1秒間に伝送できるビット数で表す伝送速度の単位。
ボー( baud ) :1秒間に変調できるビット数を表す変調速度の単位。
電線馬 図:電線馬
サドル又は略して馬という。比較的ケーブル数の少ない場合に、ケーブルを支持するのに使われる。フラットバー(帯鋼)、形鋼によるコ形、T形、L形などがある。
電線貫通金物 (グランド) 図:グランドによる貫通方法
ケーブルが、水密甲板や隔壁を貫通する場合、あるいは機器へ導入される場合の防水に使われる。グランドの種類には、機器用及び隔壁・甲板用がある。材質としては、黄銅、鋳鉄、鋼、アルミニウム合金及び硬質ビニルのものなどがある。
電線確定数量表
配線図、艤装品取付図の作図完了後、配線図において系統符号別に計測を行い、電線種類別に集計して確定数量を算出する。
電線切断表
電線確定数量表で計測された系統符号別の電線長を、電線種類別に1本1本記載した表で、電線切断作業用として使用される。
電波 (電波法第2条)
3,000,000 MHz 以下の周波数の電磁波をいう。
電波の特質
電波の特質を簡単に述べると次のとおりである。
(1) 電波は電界と磁界の周期的変化により伝播する。
(2) 電波は横波である。すなわち、電界と磁界の向きは進行方向に対して直角である。ただし縦波のこともある。
(3) 真空中の伝播速度は光速と等しく約3×108[m/s]である。
(4) 電波は光と同様に直進性を持つ。
(5) 電波は反射、屈折、吸収及び透過の現象を生じる。特に完全導体の表面では完全に電波は反射されて内部へは侵入しないが、不完全な導体の場合には、表面から侵入して減衰する。
(6) 電界(E)と磁界(H)の比は電気回路の電流と電圧の関係と同様にインピーダンス(固有(Z0))といい、真空中では周波数に無関係で次式で示される。
Z0= E/H = 120π= 377[Ω]