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用語と解説

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海岸局
船舶局と通信を行うため陸上に開設する無線局をいう。(電波法第62条)

海岸地球局
電気通信業務を行うことを目的として陸上に開設する無線局であって、人工衛星局の中継により船舶地球局と無線通信を行うものをいう。(電波法第63条)

海上移動業務
船舶局と海岸局との間、船舶局相互間、船舶局と船上通信局との間、船上通信局相互間又は遭難自動通報局と船舶局若しくは海岸局との間の無線通信業務をいう。(電波法施行規則第3条)

回頭角速度計
ジャイロコンパスによって検出される船の旋回角度信号を演算処理し、指示計に旋回角速度として表示するもので、微少の旋回角速度を表示できるので、狭水路や輻輳した海域での操船に有用な装置である。

外部電源防食装置
船内に自動制御付電源装置を設置し、船体外板に不溶性電極と照合電極を取付け、不溶性電極から直流の防食電流を船体外板に流し、外板の電位を照合電極で検知して、常に防食状態を維持できるように自動制御装置により防食電流をコントロールする。

外洋航行船 (船舶設備規程第二条第1項)
@国際航海に従事するすべての旅客船、A国際航海に従事する総トン数500トン以上の非旅客船(漁船を除く。)、B国際航海に従事しないが遠洋区域又は近海区域を航海区域とするすべての旅客船、C国際航海に従事しないが遠洋区域又は近海区域を航海区域とする総トン数500トン以上の非旅客船(漁船を含む。)をいう。

カウンタ ( Counter )
カウンタはパルス数を数える機能と高い周波数を正確に分周する機能を持っている。一般にn個のFF(flip-flop)をつなげば入力クロックのパルス数を0から2n-1個まで数えることができる。このようにクロック数を数えるものをカウンタという。

舵角指示器
シンクロ電機の同期性を利用して、船橋、制御室など遠隔の場所に、舵角を常時正確に伝達するもので、発信器は舵頭にレバー、歯車などで連結される。この他、舵の角度の変化を可変抵抗器で検知し、その変化を電圧の変化に変えて指示する抵抗式のものがあり、小型船舶に使用されている。

可燃性ガス警報装置
タンカー、LPG船などの漏洩ガスの発生しやすい場所に設置され、ガスを検知し、濃度が警報点に達すると警報を発して危険を知らせる装置で、警報器本体と愛感部(検知器)からなる。

可変容量ダイオード
バリキャップとか、バラクタダイオードなどと呼ばれるもので、ダイオードの両端にかかる逆バイアス電圧の大きさによって静電容量が変化する。

カラープロッタ
GPS航法装置、ロラン航法装置など自船の位置を測定できる装置と接続して、自船の航跡をメルカトール図法で描いてブラウン管のチャート上にカラーで連続的に描く装置である。

簡易型航海情報記録装置 (S−VDR;Simplified−Voyage Data Recorder )
各種センサ(船内情報源)に対応したインターフェイスと信号変換器を含むデータ処理装置及び最終記憶媒体を含むカプセルから成り立っており、VDRよりも入力データが少なく現存貨物船に装備される。

韓国船級協会
KR;Korean Register of Shipping

監視装置 (アナンシェータ)
アナンシェータは監視装置の中の警報機能ユニットをいい、液面、圧力、温度等の検出器からの信号により、異常になれば警報表示灯、ブザー等へ信号を出すものである。アナンシェータの警報表示方式の動作パターンはJISに規定されている。

ガンダイオード
ガンダイオードは、アメリカのガン博士によって発見されたいわゆるガン効果を利用したマイクロ波の発振器で、受信器の局部発振器などに利用されている。ガン効果とは、ガリウム砒素のN型結晶の両端に直流の電圧(厚さ1cm 当たり数千V)をかけたとき、その結晶の中を流れる電流が結晶の厚さで決まる周波数で振動する、というものである。