トップへ戻る


通信講習用船舶電気装備技術講座 [試験・検査編] (中級)

はしがき

   船舶の電気設備は船舶法、船舶安全法、船舶設備規程や船級規則等によって、メーカーに於いては製造中の試験・検査、また船内に於いては搭載後の試験・検査が行われ、設備によっては検査官、検査員の立会検査が実施される。
 本書は船舶法、船舶安全法等を平易に記述すると共に電気関係の諸設備中、主なものについて、試験・検査の方法及び規格などについて記述したものであるが、試験実施に当たってはなおよく注文主の要求等も考慮し、その該当する規則、規格を確認するようにされたい。

主要目次

[第1編 船舶法規]
1 船舶法

船舶法の沿革
船舶法の概要

2 船舶のトン数の測度に関する法律

船舶のトン数の測度に関する法律の概要
船舶のトン数の測度制度
国際総トン数、総トン数、純トン数及び載貨重量トン数

3 船舶安全法及び関係政省令

船舶安全法の成立と沿革
船舶安全法の概要
船舶安全法の体系
管海官庁の船舶検査対象船舶の範囲
検査
検査に関する証書及び書類(法第9〜第10条)
航行上の条件等
海外における検査
外国船舶に対する検査
その他の事項
船舶安全法と他の法令との関係
船舶検査の方法
検査の実施方法に関する細則

[第2編 試験・検査]
1 試験・検査の共通事項

用語の意味
検査区分
船舶安全法による検査の分類
試験・検査の種類

2 製造工場における電気機器の試験検査

試験の予備知識
交流発電機
直流機
誘導電動機
変圧器
配電盤
始動器及び制御器
その他の機器及びケーブル

3 船内における試験・検査

発電装置
配電盤
非常電源及び非常配電盤
変圧器 
電動機及び制御装置
電熱その他の動力装置
照明装置 
自動化機器
通信・計測装置
航法装置
無線設備及び電子機器装置
回路絶縁抵抗試験
電圧降下計測試験