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用語と解説

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蓄電池
船舶に使用される蓄電池は、鉛蓄電池とアルカリ蓄電池に大別される。アルカリ蓄電池は、特に保守等の点で優れているためまれに使用されることがあるが、鉛蓄電池に比べて非常に高価なため一般には鉛蓄電池が使用される。蓄電池の定格電圧は一般に24Vが採用される。蓄電池を用途別に分類すると、一般の船舶では一般給電用蓄電池と無線用蓄電池に分類される。小型船舶では始動用鉛蓄電池(JISD5301)が大型船では船用鉛蓄電池(JISF8101)が一般に使用される。

地上波
直接波、大地反射波及び地表波の総称。
地表波
地表面に沿って伝わる波のことをいう。この波は、空間と大地という二つの面の存在を条件として伝わる波で、直視距離内の伝播とは限らない。回折によって地球の陰の部分にまで回り込む波を特に回折波という。
中国船級協会
CCS;China Classification Society
中波 ( MF;Medium  Frequency ) の伝播
地表波の伝播距離は長波より短い。昼間は、電離層のD層による減衰が大きくなるため地表波のみの伝達距離となる。夜間は、D層が消滅するためE層で反射し遠方まで伝播する。
超短波 ( VHF;Very High Frequency ) の伝播
電離層を突き抜けてしまうため、伝播距離はほぼ見通し距離の範囲となる。
長波 ( LF;Low Frequency ) の伝播
地表波の伝達距離は、周波数が低いほど大きく、中波より長い。昼夜とも電離層のE層と大地との間で反射を繰り返して伝播するため遠方まで伝播する。
直接波
送信空中線から受信空中線に直接到達する波をいう。したがって見える範囲内での伝播となる。ただし、人工衛星からの電波もこれに相当する。